エッセイスト菊池木乃実のブログです。環境活動家の夫、ポール・コールマンと共に南米チリのパタゴニア地方に在住。ホリスティックで持続可能なライフスタイル実践中


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中国の先生たちにも環境保護のメッセージを伝えています

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南平を出てから、数日後に冷たい雨が降り始め、2日間、土砂降りの中を歩いて建陽(ジャンヤン)市に着きました。到着したのは、夜の9時半。みんなずぶ濡れで凍りそうになりながら、ホテルにチェックインし、即効で熱いお風呂に入って身体を解凍!濡れたカッパも靴も全部、床や椅子の上に並べて乾かしました。

翌日は、ジーン先生の紹介で、お友達の黄先生が学長を勤めている閩北職業技術学院へ行きました。ちょうど中国の旧正月の休暇の直前だったので、生徒さんはほとんどが実家へ戻ってしまっていたのですが、先生達がまだ残っていらしたので、先生達にポールがお話をすることになりました。

集まってくださった学院の先生たちは、約40人。中には、実家に戻るのを遅らせて、講演に来てくださった生徒さん達もいました。ポールがなぜ、歩いているのか、なぜ、木を植えているのか、今、地球はどんな状況にあるのか、そして、私たち一人一人に何ができるのか」というお話をしました。先生達も生徒さんたちも、たくさんの質問を投げかけてくれ、とても興味深く話を聞いてくださいました。

講演の最後に黄学長さんはこう言ってくれました。
「とても素晴らしいお話をありがとうございました。この地球は、私たちすべての人類が守っていかなければいけない大切な場所。私たちも、学校と教師のネットワークを通して、環境保護活動の大切さを何千人という生徒達に伝えていきます。そうして、地球を守るために貢献したいと思います」

そうして、その日は、先生達と学生さん達とで、校庭に大きな木を植えました。

翌日は、先生たちの寮にご招待していただき、手作りの料理をご馳走になりました。そこには、講演会に来ていた葉先生と高校3年生の娘さんが来ていました。

葉先生は、「講演会の後、本当に感動して、娘にポールの話をしたら、ぜひ、お会いしたいと言ったので連れてきました」「昨夜、早速、ホームページも見ました。美しい写真がたくさんありましたけど、あまり美しくない写真もありましたね。(ゴミの写真や公害の写真など)でも、私たちに環境をきれいにすること、守ることの大切さを思い出させてくれて、本当にありがとうございます。感謝しています」と言ってくれました。

また、葉先生の娘さんは、「大きな都市はきれいになってきているけれど、少し郊外へ行くとゴミを捨てる人がたくさんいます。そういう人に環境保護について知ってもらうようにするには、どうしたらいいのですか?」とポールに質問。「私たちは他の人にこうしなさいと行いを強制することはできないけれども、自分がやってみて、自分がお手本になることなら簡単にできるのですよ。スーパーでレジ袋を断る、ゴミのポイ捨てはしない、という小さなことから始めて、もっとやってみたくなったら、街をきれいにするボランティアをしてみる、川の水をきれいにする活動を始めてみるなど、できることはたくさんあるのです」と答えていました。

学校の先生や生徒さんと話をしていると、環境への関心はとても高いと感じます。葉先生の娘さんが、最後にこう言っていたのが印象に残りました。
「中国の環境は今は決してきれいだとは言えませんが、数年後にはもっときれいになると思います」

そして、ポールはこう答えました。
「私もそれを強く望んでいます。中国では、変化が起こるときには、物凄い速さで起こる。まさに今も、物凄いスピードで社会全体が変化していますね。中国は、世界全体にとって、今後、とても大きな役割を果たして行くと思います。中国が真の意味で持続可能な発展の方向へ進めば、世界全体が利益を得るのです。

たとえば、今、世界で使用されている電球の70%は中国製ですが、その全てを今後10年間ですべて省エネ電球に換えるプロジェクトが進んでいます。ということは、世界全体で使う電球が省エネ電球になるということです。今、中国だけでなく、世界全体が環境保護に基づいた社会へと素早く変わる必要があるのです」


オフィシャルサイト
http://www.earthwalker.com/index_jp.htm
木を植える男の旅の記録
http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_detail.php?pcd=200501000158
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by lifewithmc | 2008-02-02 16:23 | 中国・徒歩の旅