エッセイスト菊池木乃実のブログです。環境活動家の夫、ポール・コールマンと共に南米チリのパタゴニア地方に在住。ホリスティックで持続可能なライフスタイル実践中


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自然からのギフト

1月3日(水) 曇り
 
昨日、突然、倒れた木を、朝、ポールが見に行った。倒れた木は、藪の上に倒れたまま、村の人が通る小道の上に突き出している。「枯れた木は切ってもいい」ということになっているので、このままだと、いつか誰かが来て、切ってしまうだろう。

普通は、木を切るために、作業しやすいように、周りの藪や茂みなどを必要以上に刈り取ってしまう。下草も周りの藪も、闇雲に刈り取ってしまうはずだ。でも、ここは、鳥たちが毎朝、餌を取る大切な場所。虫や鳥や蝶たちが、たくさん住んでいるし、おそらく、鳥の巣もあるだろう。闇雲に藪を刈り取ってしまったら、彼らの巣も壊され、鳥や虫たちの居場所も奪われる。

「誰かに、周りの藪も刈り取られてしまうくらいなら、自分で切る」 ポールは家に戻り、小さなノコギリを持って、再び出て行った。

昨日から、ひどい風邪を引いていたにもかかわらず、ポールは藪の中に入り、小さなノコギリで、3時間かけ、道に突き出している枝を切り落とした。すると、倒れた木は、藪に隠れて見えなくなった。これなら、誰かが、無闇に藪を刈り取ってしまうことはないだろう。切り落とした枝は、ありがたく、蒔にするためにいただいた。

一昨日は、大きな木がチェーンソーで切り倒されるのを食い止めて木を救った。そして、今日は、自然に倒れた木をありがたくいただいた。これは、きっと、自然からのギフトなんだと思う。
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by lifewithmc | 2007-05-09 04:04 | メキシコ・山の暮らし