エッセイスト菊池木乃実のブログです。環境活動家の夫、ポール・コールマンと共に南米チリのパタゴニア地方に在住。ホリスティックで持続可能なライフスタイル実践中


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木が倒れた

1月2日(火) 晴れ

朝、テラスでコーヒーを飲んでいたら、突然、川岸に立っていた4メートルくらい大きな木が、ゆっくりと川と反対の方向へ傾き始めた。なんだろう、と思っていると、あれよあれよという間に、どんどん、傾き、「どさ」っと、大きな音を立てて藪の中に倒れたのだった。どうして、突然、倒れたのか?驚いて、早速、見に行った。

木は、川岸の藪に囲まれたところに根を張っていたようで、人間が切り倒した様子はなかった。どういうわけか、自然に倒れたらしい。まだ、葉が青々とついていたので、枯れたのではなさそうだ。すると、ポールが、地面に近いところの枝が、だいぶ前に切り落とされているのに気がついた。

「枝が切り落とされて、バランスが崩れたのかな?」と聞くと、
「うーん・・・もしかしたら、一昨日、チェーンソーで木を切り落としていたことと、関係があるかもしれない」とポールが言う。たしかに、チェーンソーで、かなり激しく枝を切り落とされた木から近い。
「長年の友達が、チェーンソーで切り倒されるのを見て、ショックを受けたのかも」とポール。
「そうだよね。周りの木たちは、かなりストレスを受けたよね」と私もうなずいた。

ずっと前に、植物の実験を本で読んだことがある。植物に脳波を検査するときに使うような器具を取り付けて、周波数を測定するという実験で、なんと、葉をちぎったときに、「ピピピ」と激しく測定器の針が揺れたのだ。さらに、かなり離れたところにある葉をちぎったときにも、測定器の針は同じように揺れたのだった。それで、植物にも感覚がある。離れたところにある植物は、テレパシーのようなもので交信しあっているらしいということがわかったのだった。

植物たちは、あの木がチェーンソーで切り落とされたときのショックを、きちんと感じているんだと思う。
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by lifewithmc | 2007-05-09 04:03 | メキシコ・山の暮らし