エッセイスト菊池木乃実のブログです。環境活動家の夫、ポール・コールマンと共に南米チリのパタゴニア地方に在住。ホリスティックで持続可能なライフスタイル実践中


by lifewithmc
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

あれ、腸チフスだったの?

11月29日(水) 晴れ

エトラでは毎週水曜日、いつもの常設市場とは別に、メインストリートに新鮮な野菜を売る屋台がいくつも出る。今日は、初めてそれに行ってみた。コレクティボも水曜日はエトラの中心まで直通で行ってくれる。帰りも、エトラから直接、サン・ホアンまで帰って来られることがわかった。

今までは、いつも水曜日以外にエトラに来ていたので、帰りは、路線バスとコレクティボを乗り継がならなかったけれど、毎週水曜日にエトラに来れば、交通の便もずっといい。メインストリートの屋台は、野菜や果物だけでなく、食器や鍋類、日用雑貨、洋服、電化製品なども売っている。なんと、ベッドや冷蔵庫を売るテントもあった。常設市場より値段も安く、新鮮だ。わくわくしながら、屋台を全部見て周り、リンゴ2キロ、ニンジン、セロリ、キュウリ、アボガド、ブロッコリー、ほうれん草、ビーツ、カブなどを1キロずつ、トマトを500グラム、シラントロを少し、買う。あっという間に、45リットルのバックパックがいっぱいになった。なんと、全部で115ペソ。約1150円だった!

今日もまだ下痢が少し続いている。もう1週間だ・・・風邪にしては長すぎるし、こんなにお腹をこわしつづけたことは、今まで一度もない。おかしいな、と思って、ふと、ポールに言ってみたら、
「うーん、もしかしたら、腸チフスだったんじゃないの?症状をよく考えてみると、腸チフスみたいだし、外国人はメキシコに来ると腸チフスにかかりやすいって、ガイドブックに書いてあったよ」
「ええ?腸チフスだったの?」驚いた。そんな、大病だったとは。

「そっかあ、そういえば、熱が出る前の日、ちょっとカビが生えかけた豆をスープに入れて、「煮込めば大丈夫」とか言って、食べたもんなあ。あれから、おかしくなったんだった。うわあ、腸チフスだったなんて。でも、知らなくてよかったよ。知ってたら、精神的なダメージが大きくて、もっと長患いしてたもん」と私。
「そうだね。風邪だと思ってたから、半日で元気になったもんね」

しかし、あのカビの生えた豆、たしかに、ポールも食べたはず。それどころか、途中で、私はちょっと気分が悪くなって、スープを残したのに、彼はおかわりまでして、全部食べたっけ。

「ところで、ポールは大丈夫だったの?お腹?」と聞くと、
「ああ、そうだねえ。ちょっと、お腹が痛くなったけど、なんともなかったね」と、どこ吹く風。
「世界中、いろんなところにいって、いろんなもの食べたし、免疫ができているんだよ、きっと。君も、これでまた、ひとつ免疫ができたね。よかった、よかった」 ポールはそう言って、笑ったのだった。
[PR]
by lifewithmc | 2007-04-03 04:55 | メキシコ・山の暮らし