エッセイスト菊池木乃実のブログです。環境活動家の夫、ポール・コールマンと共に南米チリのパタゴニア地方に在住。ホリスティックで持続可能なライフスタイル実践中


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嵐の日のしあわせ

今週は、3日間、ひと時も止まずに、暴風雨が吹き荒れていました。
日本の台風は温かいけれども、パタゴニアの嵐は氷が降っているみたいに冷たいんです。

でも、嵐の日は好きです。
家の中にいると、守られているという気がして安心します。

ポールと一緒にバックパックを背負って、中国や韓国やイギリスを歩いていた時、一番辛かったのは、「濡れていて寒い」という状況でした。

雨で濡れていても、気温が高ければ平気です。たとえば、沖縄を歩いていた時は、雨で濡れても、すぐ乾くので平気でした。

あるいは、寒くても、乾燥していれば平気です。中国を歩いていた時は、マイナス15度の中を歩きましたが、歩けばすぐ暖かくなるので、つらくありませんでした。

でも、濡れていて、寒い状態というのは、体温がどんどん奪われていきますし、靴の中が濡れてしまうと、歩きにくくて仕方がありません。「とにかく、どこかで、靴を乾かしたい!」という気持ちになります。

パタゴニアに住み始めた頃、知り合いや友人の家にいくと、必ず、薪ストーブのそばで靴を乾かしてくれることに気がつきました。靴が濡れていると、つらいというのは、みな、同じなのですね。

だからこそ、雨漏りしない屋根があって、暖かい薪ストーブがあって、雨に濡れず、暖かく過ごせるだけで、本当にありがたいし、幸せだなあと思います。

嵐の日は、家に閉じ込められていても、乾いた薪がたっぷりあって、小川から汲んできた水がたっぷりあって、何日分か、お腹がいっぱいになる食料が蓄えてあったら、それだけで、幸せです。
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by lifewithmc | 2013-07-06 09:43 | チリ・パタゴニアの暮らし