エッセイスト菊池木乃実のブログです。環境活動家の夫、ポール・コールマンと共に南米チリのパタゴニア地方に在住。ホリスティックで持続可能なライフスタイル実践中


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南アフリカのヨハネスブルグに着いたのは、7月2日の早朝でした。

飛行機から見える夜明けの色が、今まで見たことのない、オレンジと赤と黄色とピンクが混ざった、なんとも言えず美しい色でした。

初めて見るアフリカの空。ポールが言っていた通り、空が大きい!
そして、丸い!!

よく見ていると、空が丸くドーム状になっているように感じるんです。地平線に近づくにつれて空がどんどん低くなっていって、地球の端にいるという感覚です。

ヨハネスブルグの日曜市では、ズル族の若者と一緒に踊りました。
今、冬なので朝晩は、零下まで下がることも!日中は10度なんてこともあります。
彼らも踊る前はみんなジャケットを着ていました。(写真上)

帰りにB&Bへ戻ろうと歩いていると、角を曲がったところで、頭の上にチェーンソーを載せている黒人女性に遭遇!バランスよくチェーンソーを頭の上に載せて歩いているのに感心しました。

ヨハネスブルグはものすごく洗練された都会です。レストランやショッピングセンターなどは、世界各国の料理があるし、安全だし、ヨーロッパかどこかの都市にいるみたい。

植民地時代にオランダ人やイギリス人がまず最初にしたことは木を植えることだったそうで、裕福な地域には街路樹がいたるところにあるし、家と家の間、家の庭、オフィスの周りなど、とにかく、緑がいっぱいあってびっくり!

これは、日本や他の都市でもまねできる素晴らしい都市緑化のお手本だなと思います。(写真下)
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一方、貧しい黒人の人たちが住んでいるタウンシップはほこりっぽくて、赤茶けた印象。ジュネスさんが言っていた通り、まだまだ、緑が足りないのです。(写真下)

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8月29日~9月8日の南アフリカ植林ツアーでは、ジュネスさんやポールさん、てんつくマンと一緒に日本から来た皆さんとタウンシップに木を植え、緑を増やします。今回はFUNKISTも参加。緑を増やし、笑顔を増やしながら、南アフリカの伝統的な音楽や踊りを楽しみ、野生動物にも会いに行きます。

5月24日締め切りです。残り17名!!
早めにお申し込みください。
http://www.wonderful-world-syokurin.org/wecan/?p=3505
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by lifewithmc | 2009-07-21 03:11 | 地球2009
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スイスのローザンヌでIOCに手紙を渡したあと、国境を越え、Aix Les Bains というフランスの街へ行きました。

アルプスの山と湖に囲まれた小さな街です。

街の中心に手ごろなホテルを探し、一息ついてから、ひとりで湖を目指して散歩に出かけました。日曜日だったので、湖にはたくさんヨットが出ていて、見物客の家族づれがたくさんいました。湖岸にそってプラタナスの並木道があり、ベンチにカップルや家族が座っています。並木道沿いには蚤の市のようにアクセサリーやお土産を売っている店が並んでいました。

湖畔をずっと歩いて行くと、こんもりとした森があり、それを抜けると、住宅地の真ん中にぽっかりと残してある空き地にたどり着きました。周りを見渡すと、豪華な家が立ち並んでいますが、私が立っているところだけ、ぽっかりと草地になっています。

なんで、こんなところに草ぼうぼうの空き地が??と思っていると、きちんと看板があり、「この土地は、生物多様性を守る為に保護されています」と書いてあります。そして、一見、ただの「草ぼうぼうの空き地」と見えるところに、なんと数百種類のハーブ類、草花類、鳥類、昆虫類などが暮らしてあることが説明してありました。

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しばらく、草の上に座って鳥の鳴き声を聞いていました。すると小さな虫達が見えてきました。何種類もの虫達が、草花の上を這っていました。

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次第にミツバチが見えてきました。

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じっと座っていると、私は生き物の王国の中にいるのだということがわかってきました。

そのときの、幸福さといったら。

ああ、これをずっと求めていたんだ。自然の中にとっぷりと浸ること。その静けさと蜜のような甘い気持ち。
どれぐらい座っていたでしょうか。ただ、空き地に座って虫たちを眺めていることが、うれしくて、たのしくて、ふと気づくと、もう夕暮れが迫っていました。

そろそろ、帰ろうか。立ち上がって、ふと、夕暮れの中で動くものがあるので目をやると、二匹の野ウサギが立ち上がって、こちらをじっと見ていました。

ウサギ!

静かにカメラを取り出して、映像を撮ろうとレンズを向けると・・・やっぱり、ウサギは素早く察して、林の中に逃げていってしまいました。

ウサギはどこに逃げたんだろう。ウサギたちのいた場所に歩いていってみると、地面に赤い実がたくさん落ちていました。そばに大きな木があり、見上げると、たわわに、サクランボがなっています。地面に落ちているものは、真っ赤に熟して美味しそうです。拾って、蟻が中にいないかどうか確かめて口の中に入れました。

甘い!!!

次から次へと拾って口に入れました!美味しい!美味しい!

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10個ほど口に入れて気が済んだので、あとはポールのために拾ってポケットに入れました。少し歩くと、今度は黒いサクランボの実がたくさん地面に落ちていました。

美味しい!!!!!これも、ものすごく美味しい!

熟してぽとりと落ちるまで木になっていたサクランボの味は、味が濃くて、本当に美味しい。

空き地って、無駄な土地。役に立たない土地。売れない土地。私が子供のころは、空き地と言えばそんな印象がありました。でも、実は空き地に、豊かな命や自然がたくさん宝物のようにあるってことに気がつきました。

私たち人間が住む場所が必要なのと同じように、私たちの仲間、私たちと同等に生きている小さな虫や鳥やミツバチやウサギたちにも住む場所は必要ですよね。シンプルなことだと思います。そのシンプルなことをやっているAix Les Bainsの人たちは、粋だなって思いました。

この空き地の名前、なんだと思います?
今、辞書で調べてみたら・・・

「Jardin Vagabond」→「永遠に変わり続ける庭」ですって。

素敵ですね~♪
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by lifewithmc | 2009-07-17 23:25 | 地球2009

旅の様子はYahooブログで

私たちの中国徒歩の旅も8ヶ月が過ぎ、北京まであと1000キロぐらいのところまで来ました。順調に行く先々で木を植えることもでき、南京でも南京大虐殺の犠牲者が埋められているという場所で木を植えることができました。

そして、昨日、私たちは、4ヶ月ぶりに香港に来ました。

ポールが、「Shining World Protection Award」という賞を受賞したので、その授賞式のために戻って来たのです。由緒ある英国の機関、Royal Geographic Societyの香港支部でも、講演をすることになりました。

香港にいる間は、またまた、忙しくなりそうです。

さて、中国ではネットの速度が遅いので、しばらくは、このブログの更新はお休みします。

Yahooのオフィシャル・ブログには、頻繁に更新していますので、私たちの中国の旅の日記は、Yahoo オフィシャルブログで見てくださいね。
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by lifewithmc | 2008-06-06 17:07 | 中国・徒歩の旅
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「地球に愛を与えれば、地球はその何万倍も返してくれる」

「地球を愛し、守ることは、私たち自身を愛し、守ること」

18年間地球を歩き続けてきたアースウォーカー、ポール・コールマンが感じる地球と私たちのつながりとは?

「地球を愛する100人として」

2005年の愛・地球博で「地球を愛する100人」に選ばれたポールからのメッセージ。EXPO会場で放映されました。
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by lifewithmc | 2008-02-14 23:14 | スピリチュアル
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今まで世界中を旅し、アマゾンの熱帯雨林が壊され、海が石油で汚染されるところを見てきました。

戦争にも行きました。

それらを見ると、「果たして、私たちは地球で生き延びることができるのだろうか?」と疑問に思うのです、とテレビのインタビューで語ったポール。

それでも歩き続けているのは、なぜ?

彼を前に進め続けているものは、なに?

Video 「人類は地球で生き延びることができるのか?」


2006年 韓国を訪れた際、アリランテレビによって収録された30分のインタビュー番組を3分に編集しています。
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by lifewithmc | 2008-02-13 13:08 | スピリチュアル
先週の月曜日、私たちは阿婆角(Yabochau)という海辺の小さな町を目指して歩いていました。

その日は、町を抜けるのに時間がかかり、舗装されていない土埃が激しい道をひたすら歩きました。地図で見るとそれほど距離はないようだったのですが、実際には、道が大きく迂回していてかなりの距離。ようやく、日が暮れた頃、海辺にたどり着きました。小さな湾の向こう側に、ちらほらと灯りが見えます。どうか、レストランがありますようにと祈りながら、灯りを目指して歩いて行くと、外灯もない、暗い町に着きました。小さな灯りは、道沿いにある家から漏れていたようです。通りにいる人に、「旅館はありますか?」と聞くと、「ある」との答え。でも、指差してもらった方を見ても、灯りが見えません。はて、本当に旅館があるのか?と疑ったまま、海沿いの道を歩いていくと、小さな食堂がありました。

「とりあえず、お腹をいっぱいにして、それから旅館を探そう」と食堂に入ると、2つのテーブルの周りに大勢の若者が座って、食事をしていました。みんな、ものすごく興味深々で私たちを見ています。バックパックを下ろし、テーブルに座り、ビールを注文し、「メニューはありますか?」と聞くと、食堂のオーナーらしきお父さんに台所に案内されました。そこには、水槽が並んでいて新鮮な魚や貝、海老、蟹などが入っていました。どうやら、地元の人は水槽から好きな魚介類を選んで、料理してもらうようです。でも、私にはそんな複雑なことはできません。そこで、食堂に戻り、ポールを呼んで若者たちのテーブルに並んでいる料理を見て、食べたいものを指差すようにと言いました。ポールは、なんだかわからないけど、野菜らしきものを頼もうと、若者のテーブルに並んでいるものを2つ指差し、お父さんは満足して台所へ消えて行きました。

料理がやってくると、若者が一人、二人とテーブルにやってきて、ポールのコップにビールを注ぎ始め、「乾杯!」とグラスを上げました。同時に、20人ぐらいの若者が、「乾杯!」とグラスを空け、みんなニコニコ笑っています。気がつくと、10人ぐらいテーブルを取り囲み、食堂のお母さんも子供たちもやってきて、私にいろいろ話しかけてきました。もちろん、なんだか、さっぱりわからないので、ノートを出し、「ごめんなさい。中国語は話せません。日本人です。ここに書いてください」とお願いすると、「どこから来たのか、どこへ行くのか、どうしてこの町にいるのか?」と聞かれました。イギリス人と日本人のカップルがバックパックを背負って歩いているのは、本当に不思議な光景のだと思います。

そこで、去年、中国を歩いたときの新聞記事を取り出して、みんなに見せると、2分もたたないうちに、一人の若者が、「明日、ここで木を植えてくれますか?」と言ったのです。「もちろんです!」と私たちは即答。すると、もう一人の男の人が、「この阿婆角湾は、1937年第二次世界大戦中に日本軍が上陸した場所です。だから、平和のために木を植えたいのです」と言いました。なんという偶然(必然?)なのでしょう。私たちは、この小さな、小さな海辺の町に導かれて来たことに不思議な縁を感じました。その後、彼らは、私たちの食事代を払ってくれ、ホテルに案内してくれて、「私たちがホテル代を払うので心配しないで」と言い、「明日、ここで待ち合わせしましょう」と言って、去っていきました。

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翌日は、とても珍しく晴れて、空気が澄んでいて、空は青く、海もとてもきれいでした。この場所は、まだ公害で汚されていない、数少ない場所のようです。ビーチは真っ白で、海はエメラルドグリーンとブルー。「ここは、今まで行ったビーチの中でも最も美しい場所の一つ」とポールも感動していました。私たちが木を植えたのは、その美しいビーチを見下ろす丘の上です。彼らは建設業者で、20年前に中止になった道路が今年、再び建設されることになったので、道路を作っているのでした。

「ここは自然の美しい場所です。ここにただ座っているだけで気持ちが落ち着きます。この美しい自然を守りたいのです」「私たちは、あなたたちの活動を尊敬し、支持します」と言ってくれました。

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木を植えた後は、みんなでお昼を食べに行きました。美しい海の見渡せる食堂で、採りたての新鮮なシーフードをご馳走になり、お腹も満腹、心は幸福な気持ちでいっぱいになり、惜しみながらも別れを告げ、次の町へ出発しました。

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実は、この町へ向かって歩いている時、「ポールは、これまで地元の人と木が植えられることをひたすら信じて、何年もこうして知らない国、知らない町を歩いて、きたんだなあ。今回は、あとどれくらい歩いたら、中国の人と木を植えられるのかなあ」と考えていたところでした。それから、3時間後には、地元の人と木を植えることになっていたのですから、本当に歩く旅は素晴らしいです。

彼らのお給料は、そんなに多くはないはずです。でも、私たちの食事代や宿泊代を払ってくれ、私たちを応援してくれたことに、本当に本当に感謝し、謙虚な気持ちになりました。

「この活動の報酬はなんですか?」とポールはよく聞かれます。この活動は、私たちの雇い主(?)である地球さんからお給料をもらえるわけではありませんから、動機が何なのか、理解されにくいのです。

ある男の子(中国のホテルのスタッフ)には、「中国ではお金が一番大事なんです。歩くのは、時間の無駄だって言われています」と言われました。「その通り、お金はとても大事です。でも、私たちが地球に住めなくなったら、お金も稼げません。地球がなければ、私たちの命もないし、お金もないのです。私たちは、中国の人たちは環境をきれいにできると信じているし、助けたいと思っています」と言うと、深く頷き、「中国の環境は汚いです。きれいにしないといけないんです。助けてくれてありがとう。僕も僕たち中国人は環境をきれいにできると信じたいです」と言ってくれました。

こうした普通の人たちとの温かい交流があるたびに、私たちはとても幸せな気持ちになります。こうした人々との交流があるおかげで、私たちは歩き続けて行けるのです。毎日、15キロ、20キロ、と歩き続けて行くのは、身体がきつい時もあります。毎日、膝の裏や足首やアキレス腱や背中や方や、どこかは必ず痛いです。今回は、ラップトップをバックパックに入れて歩いているので、バックパックも重いです。

「こんなにきつい思いをして歩いているのは、何のためなんだろう?」と思うこともあります。でも、私たちが歩いていることで、この地球にもう一本、木が植えられたり、人々の美しい心に触れたり、「お金が一番大事で歩くのは時間の無駄」と教えられてきた男の子の心に変化が起きたりするのなら、それだけできっと意味があるのだろうと思います。それは、とても小さなことかもしれないけれど、小さな波はきっと大きな波になるはずです。それを信じて、歩いていきます。

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by lifewithmc | 2007-10-15 22:38 | 中国・徒歩の旅