エッセイスト菊池木乃実のブログです。環境活動家の夫、ポール・コールマンと共に南米チリのパタゴニア地方に在住。ホリスティックで持続可能なライフスタイル実践中


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<   2007年 11月 ( 5 )   > この月の画像一覧

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今日は、みなさんにお知らせがあります!

ご存知の方も多いかもしれませんが、現在、国連環境計画(UNEP)では、今年中に世界中で10億本の木を植えようというキャンペーを行っています。それで、ポールがUNEPから、今年中にぜひ、10億本が達成できるようにヘルプしてほしいと頼まれました。

UNEPが今年中に10億本を達成できれば、こんなにたくさんの人々が地球のことを気遣っていて、やろうと思えば1年で10億本の木を植えることができるんだと世界に証明することが出来ます。現在のところ、目標まで1億5000本足りないそうです。

そこで、私たちもできるだけたくさんの個人や団体に働きかけ、今年、2007年に植えた木の数をUNEPの10億本キャンペーンに登録し、みんなで10億本を達成しようと呼びかけています。UNEPの成功は、地球を愛する私たちみんなの成功でもあります。

そこで、皆さんにお願いです。

1本でもいいので、みなさんが今年、植えた木の数を10億本キャンペーンに登録していただけませんか?
もちろん、これから木を植えて、登録してもOKです。

登録方法は簡単です。個人名か団体名、住所、植えた年、月、場所と本数をインターネットから登録するだけです。
http://www.unep.org/billiontreecampaign/planted/

登録したら、何本登録したか、ぜひ、コメントを送って私たちに教えてください。

みんなで、どれくらい、UNEPの目標達成まで数字を上げることができたか、わかったら、私たちもとても嬉しいので。。。

また、お友達やご家族、みなさんが知っている木を植えている団体などに、ぜひ、このメッセージを転送してください。

どうぞ、よろしくお願いします。

みんなで、10億本を達成しましょう♪

★今年のアースデイにパタゴニアで木を植えたときのビデオが、UNEPのホームページに掲載されました♪

下のリンクをクリック→ビデオギャラリーをご覧下さい!
http://www.unep.org/billiontreecampaign/photoGallery/index.asp
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by lifewithmc | 2007-11-26 19:50 | 中国・徒歩の旅

福建省に入りました

シャントウ(汕頭)から、チェンハイ(澄海)、ラオピン(餞平)を過ぎ、いよいよ福建省に入りました。
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この間、きつかったのは、チェンハイからラオピンまでの40キロで、正午から歩き初めて、ラオピンに到着したのは、夜中の12時半でした。

25キロを過ぎたあたりから、足の裏や膝の裏や、足中の骨がぎしぎしと痛み出して、最後の15キロはかなりきつく、「もう、これ以上、足を地面につけられない!」というところまで痛くなってしまい、数キロごとに休憩して足を揉みながら歩きました。

このとき、あまりにも痛いので、「痛みを意識的にブロックできないかなあ。脳内麻薬を出してみるとか、イメージでモルヒネ出してみるとか・・・」などと考えながら、大きく深呼吸して、痛みを足の裏から地面へ流すイメージをしてみました。

すると、不思議なことに、痛みが和らぎました。
本当に脳内麻薬が出たのか、深呼吸が功を奏したのかわかりませんが、痛みを足の裏から出すイメージをし続けると、さらに歩き続けることができました。

車の通りが少なく、真っ暗闇で、静かだったので、深呼吸していると、次第に自分の内側へ入って行き、いつしか、心の中で対話していました。

「かなり痛い。かなり辛い。かなりきつい。こんなにしんどい思いをしているのだから、何かいいこと起こってほしいものだわ」と思っていると、「そういえば、自分は具体的に何が起こってほしいか、考えて、宇宙にお願いしたことがなかったなあ。何が起こってほしいんだろう」と思い始め、どんどん、心の深いところへ入っていって自問自答しました。

なにしろ、歩いていると考える時間はたっぷりあります。特に暗闇を歩いていると、きょろきょろ辺りを見回すこともないので、ただひたすら、深呼吸して、歩いて、ぐるぐると心の中で会話することができます。すると、「ぽん!」とワインの栓が抜けたみたいに、「は!」と気づいたことがありました。「そっか~、そうそう、それを望んでいたんですよ」と心の中で呟くと、「もうとっくにその準備はできているよ。あと足りないのは、君の覚悟だけ」という声が聞こえてきました。

「はは~」とまた、ひれ伏したい気持ちになり、「そう、きたか~」と納得。いつもそうなんです。なぜか、宇宙からのメッセージのようなものが聞こえてくるときは、私の覚悟ができているかどうかが問題になっているときで、「やっと気づいたね。もうちょっと、覚悟をビシッと決めてください。そうしないと、こっちも全面的に助けることが出来ないからね。腹が決まっていない人には、ゲートは開かないんです」みたいな感じのメッセージがやってくるんです。

それで、足の痛みに半ば悲鳴を上げながらも、「わかりました。わかりました。覚悟、決めます。やります。ちゃんと、全面的にどっぷりつかってお仕事します」と約束しました。どうやら、私の覚悟の決まり具合と今後の行動しだいで、私がお願いしたことも、ちゃんと起こるらしいです。は~。厳しいんです。宇宙は・・・。でも、とっても優しくもあります。なんてたって、忍耐強いです。私が気がつくまで、じーっと黙って見ているみたいです。で、ものすごく苦しくなったり、痛みに耐えられなくなって、「は!」と何か気づいた瞬間に、「お!やっと気づいたね」みたいな感じで手を差し伸べてくれます。

この存在が、誰なのか、何なのか、私にはわかりません。
ただ、感じるだけです。
いつも、無限の愛と援助と忍耐を感じて、とても恐れ多く、ありがたい気持ちになります。

それで、「ありがとうございます」と何度も呪文のように唱えながら、ラオピンに到着し、やっとの思いで格安ホテルを見つけて、ベッドに倒れこむようにして眠りました。

翌日は、身体が動かず、歩きはお休みすることにし、もう少し、ゆったりできるように広いホテルに移って身体を休めました。

そして、いよいよ、ラオピンから20キロほど歩いて、福建省へ入り、最初の町、沼安(Zhanan)に入りました。
福建省に入るとすぐにお寺があり、その先、200メートルぐらい、国道の両側に蛇料理の専門レストランがずらっと50件ぐらい並んでいました。その後も、蛇料理のレストランは、よく見かけました。
蛇は精力がつくと言いますが、私もポールも、蛇料理はちょっと遠慮したいところです。

栄養といえば、スーパーにビタミン入りの豆乳の粉末が売っているので、これを飲んでプロテインを補給しています。砂糖の入っていない大豆だけの粉末飲料があって、これは、なかなか美味しくていけます。あとは、野菜ジュースや果物でビタミン補給しています。缶入りの冷たいお粥もいけます。おたふく豆みたいな豆や麦、小豆などがたくさん入っていて、胃に優しいわりには腹持ちがいいので、歩き始める前に食べたり、持ち歩いて、途中で休憩したときに食べたりします。

沼安の次は、四都(Sidu)という小さな町で、町に一軒だけある旅館に泊まりました。一泊一部屋50元(約800円)。かなりベーシックですが、この日は野宿かなあと思っていたので、宿があっただけで、ありがたく、感謝して泊まりました。この町には小さな食堂もあって、食堂の人も親切で、蒸した蛸と、牡蠣と豆腐のスープ、青菜の炒め物などを作ってくれました。蛸はわさび醤油で食べました。日本の刺身を思い出して、嬉しくなりました。

福建省はお茶も有名で、至る所で、みんなお茶を飲んでいます。
私たちも、ビールを買いに行ったら酒屋さんでお茶を勧められ、座って一緒にお茶を飲み、旅館へ戻ってきたら、入り口でおじさんたちがお茶を飲んでいて、「まあまあ、座って一杯」てな感じで誘われて、お茶を飲んで雑談し(筆談ですが)、なかなか部屋に戻れませんでした(笑)

昨日は四都から云雲(Yunxia)という町まで30キロ歩きました。その前の日に15キロ、昨日は30キロと歩き続けたので、また足がぎしぎしと痛み始めました。どういうわけか、頭痛もひどくて、少し前、やっと頭痛が取れたので、こうして日記を書いています。そうそう、昨日歩いているとき、バイクで通りかかった男の子が、かたことの英語で「テレビで見ました。頑張ってください!」と声をかけてくれました。シャントウでの植樹の模様がテレビで放送されたみたいです。

ところで、福建省の人たちは、広東省の人に比べてなんとなくソフトな感じがします。言葉の違いなのでしょうか?
ホテルの人も、とても親切で、みんな笑顔が素敵です。

笑顔は本当に素晴らしいコミュニケーションツールだと思います。
お店で立ち止まって飲み物を買うとき、食堂でご飯を食べるとき、ホテルを選ぶとき、私たちは気持ちのいい笑顔の人たちのところを選びます。
私たちは、いつでも笑顔の素敵な気持ちのいい人たちに助けてもらっているので、お金を使うのなら、笑顔で気持ちのいい人たちお金を使いたいなあと思うのです。

福建省は、トロピカルです。バナナやパパイヤの木がたくさん生えていて、山があり、緑がたくさんあります。
気温も下がってきて、カラッと晴れて風も涼しく、歩きやすくなりました。夜はちょっと寒いくらいです。地元の人は、もうセーターを着ています。
これからも、いろいろ発見がありそうで楽しみです。

★写真は、省の境を越えるときにすれ違った男の子達のクローズアップ。オートバイに4人乗り?中国では何歳からバイクに乗れるの?何人まで乗れるの?・・・・と疑問に思った瞬間です。
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by lifewithmc | 2007-11-22 19:17 | 中国・徒歩の旅
昨日、TEAMGOGO!事務局の瀬川映太さんから、「虹の祈り」というプロジェクトのお知らせが届きました。

これは、11月11日に「祈りの力」を結集して、沢山のシンクロが繋がり、想いが繋がり、より良い気付きやエネルギーが動くように、時間を合わせて感謝と平和を願うというプロジェクト。

みんなで、母なる地球に

「ありがとうございます」
「世界人類が平和でありますように」

と伝えようというプロジェクトだそうです。


感謝の力は本当に効果があると最近言われていますよね。

私も明日の11時11分(中国では10時11分です)には、母なる地球に

「ありがとうございます」

「世界人類が平和でありますように」

と伝えたいと思います。

プロジェクトの詳細は以下、瀬川さんからのメールを転載します。

みなさんもぜひ、ご参加ください☆

:::::::::::::

11月11日11時11分に奇跡を起こそう!

虹の祈りプロジェクト
―RAINBOW PRAYER―

「日本から世界へ 虹の祈りのウェーブを起こそう!」

11月11日11時(1918年)が始めての「世界平和記念
日」(第一次世界大戦終結日時)だと言うことを知っています
か?欧米の多くの国は休日になっていますが、日本ではほとん
ど知られていません。そこで、この日の11時11分を「虹の
祈りタイム」として、日出ずる国、大和(日本)から、時差で
東の国へと祈りのバトンを渡していって地球一周「祈りのウェ
ーブを起こそう!」と昨年からこのプロジェクトは動き出しま
した。

人間の「ありがとうございます」という感謝と祈りの力は、集
まれば集まる程に大きく、もし数年後に何万人、何億人がこの
祈りのウェーブを一緒に創ってくれるとしたら、そのときどん
な奇跡が起こるかわかりません。

仕事中でも、運転中でも、デート中でもかまいません。ぜひ
11月11日11時11分の1分1秒でも良いので、母なる地
球に
「ありがとうございます」

「世界人類が平和でありますように」

と、伝えてください。あとは、唄うも踊るも、お経を上げるも
、お勤めするも、ミサを歌うも、瞑想するも、自由。自分の色
で感謝の祈りを表現して下さい。

虹...それは
繋がり 希望 未来 奇跡 神秘 平和 枠がなく それぞれ
の色が にじみ合い 溶け合い 映えさせあい 1つになる

虹の祈りは、この危機的な地球の未来に最も必要な 人と人、
人と自然、人と未来を繋げる平和の祈りです。

4年後
2011年の11月11日11時11分には、全世界で実施さ
れ、もちろん日本も休日となり、大和から太陽と共に祈りが地
球を一周するように目指しています。すべての機関も、人々の
手足も、車も止めて、世界中で静寂を創り、風や鳥の声、海や
山のざわめき、動物たちと人の笑い声、そこに平和の鐘が鳴り
響き、母なる地球の声をみんなで聴くんです。
これが実現したとき、地球に奇跡が起こります。必ず、必ず。
どうか、奇跡を起こす一人になってください。

「あなたが世界に奇跡を起こせる一人です」

************
■虹の祈り賛同宣言募集!
この虹がどれだけ大きくなっていくか、どこの地域や国に広ま
っていったかのを共に楽しむために賛同宣言を募集します。寺
院、教会、宗教施設、イベント、会社、お店での賛同も大歓迎
です。特に、「平和の鐘」を鳴らして下さる施設も探しており
ます。

◇国・都道府県・ニックネーム(団体や施設名)・メッセージ

を明記の上

prayer@rainbow-festival.net

までメールを送って下さい。後日、集計をしてHPで紹介しま
す。
************

このメールは、より良い地球や未来を少しでも望む人から、大
切な人、愛してる人、ありがとうを伝えたい人へと、送って頂
いています。自分のことを想ってくれる人がいること、
どんなに幸せなことでしょう。ぜひ、日ごろの「ありがとう」
の気持ちをそえて、大切な人へ、11月11日という大切な日
をお知らせ頂けたら幸いです。

※世界中に虹がつながるように、「英語版」のメール文も一番
下に用意してありますので、ぜひ、海外に友人・知人がいる方
はご利用下さい。


★☆★☆★☆★☆★☆★☆

HP & 2007年メイン会場(奈良公園)
→「ありがとう地球~虹のまつり~ from大和」
http://rainbow-festival.net/
昨年の動き→
「平和の鐘から 虹の祈りへ」2006年映像
http://www.wajju.jp/clips/2/9d305ba67be31b4bcea0b1e27771aab23d1ff04b6e54936f6cd0542372a33f9d/
mixiコミュニティー
→「虹の祈り 世界中へ」
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1443942
昨年の動きHP
→「虹の祈りプロジェクト」
http://5en.kiraku.org/

■企画 虹の祈りプロジェクト代表:瀬川映太

■主催 お問い合わせ:虹のまつり実行委員会
532-0011 大阪市淀川区西中島1-13-13 風人の家内
TEL:06-6101-8818 FAX:06-6889-7731
Email:prayer@rainbow-festival.net
http://rainbow-festival.net

::::::::::::
: 以下  英語版  :


On November 11th at 11:11AM, let’s make the miracle
happen!

Rainbow Prayer Project
-Rainbow Prayer-
“Let the Rainbow Prayer form a wave traveling from Japan
around the world!


11AM of November 11th – Do you know what that is? It
’s the time when the WWI ended in 1918. And it became the
World Peace Day. It is a holiday in many countries in the
Western World, but few people know it in Japan.

This project started last year, to make 11:11AM of
November 11th the
“Rainbow Prayer Time”. To make the wave carrying the
prayer travel around the world, starting from the Land of
the Rising Sun, Yamato (Japan) and traveling thru the
different time zones. The power of the prayer and
gratitude of man will grow as more people will join us.
If, in a few years, the number of people to join this
project reaches hundreds of thousands, even millions, the
miracle that its power can make come true can be beyond
our imagination.

If you are in your workplace, on the road, if you are with
your loved one, on November 11th at 11:11AM please say
“Thank you, Mother Earth” “May the peace prevail on
Earth
”. You can then either sing, dance, say a prayer, work,
meditate
… You are free to express the prayer of gratitude in your
own way.

Rainbow… That is connection, hope, future, miracle,
mystery, peace. There is no clear boundary for its colors
– each blends into the other, its melts and enhances
each other
… to become one.

Rainbow prayer, connecting people, connecting people with
nature, people with their future, is a prayer of peace
most needed for the future of this agonizing Earth.
Four years from now…
11:11 AM of November 11th, 2011. We aim it to become an
international celebration day. It will be a holiday in
Japan too, of course. And the prayer will travel through
the world together with the Sun. Every organization will
stop, men will stop working, cars will stop to still the
moment and listen to the voices of wind and birds, the
sound from the sea and the mountains, to the laughter of
animals and men. The bell of peace will toll and we will
listen to the voice of the Mother Earth.
There is no doubt that a miracle will happen when that
becomes true. Please be among those who will make that
miracle happen. You are one of them, who can make the it
happen.


Join us in the Rainbow Prayer Project!
Join us in the project, so that we can follow its growth
through the regions and countries and enjoy the process
together.
We welcome temples, churches, religious institutions,
events, companies, stores, any one.
We are specifically looking for institutions that will
toll the
“Bell of Peace”.

Please send the name (organization or institution), city
and country with your message to
prayer@rainbow-festival.net

The data will be displayed on the HP.

We are asking the people who want a better future for the
world to forward this message to the important people in
your life, to the beloved ones, to those who you want to
say
“thank you”. How happy it is to have someone who thinks
dearly of you. We would be happy if you would tell your
loved ones about this important date, November 11th,
sending a
“thank you” note.


2007 main site & HP: “Thank you Earth – Rainbow
Festival – From Yamato

http://raibow-festival.net/
Last year’s news: Images from “From Bell of Peace to
Rainbow Prayer
” 2006
http://www/wajju.jp/clips/2/9d305ba67be31b4bcea0b1e27771aab23d1ff04b6e54936f66cd0542372a33f9d/
mixi community: “Rainbow Prayer To the World
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1443942
Last year’s news: “Rainbow Prayer Project”
http://5en.kiraku.org/

Organized by Eita Segawa, President of Rainbow Prayer
Information: Rainbow Prayer Organizing Committee
1-13-13 Nishinakajima
Yodogawa-Ku, Osaka-Shi 532-0011
Japan
TEL. 06-6101-8818 FAX: 06-6889-7731
E-mail: prayer@rainbow-festival.net
http://rainbow-festival.net
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by lifewithmc | 2007-11-10 23:03 | スピリチュアル
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昨日の午後、シャントウ(汕頭)市の林業局へ行ってみました。
イエローページで電話番号を調べて、ホテルの人に住所を聞いてもらい、ポールと二人で訪ねてみたのです。

「まずは、守衛さんに、局長さんと木を植えたいんですけど、と言ってみようよ。今まで行った国では、この方法で市長さんや大臣と木を植えたんだから」とポール。
「でも、ここは中国。突然、林業局のようなお役所へ行って、局長さんに会ったりできるんだろうか?」と半信半疑ではありましたが、一方では、「もしかしたら、何かが起こるかも?」というわくわくした気持ちもありました。

林業局へ着いて、守衛さんにまず、「英語を話せる人はいますか?局長さんにお会いしたいのですが」と中国語で書いた紙を見せました。すると、守衛さんは困った顔で首を振ります。そこへ、ちょうど林業局の職員さんがエレベーターを待っていて、話しかけてきました。紙を見せると、「何のために局長に会いたいのですか?」と聞かれました。そこで、去年、中国を歩いたときの新聞記事を取り出して見せると、すぐに「どうぞ」とエレベーターへ案内され、10階のオフィスへ連れて行ってくれました。

すると、今度は若いスタッフが現れ、英語で話しかけてきました。彼は、アレックスといい、「外国人がこのオフィスに来たのは初めてです」と驚きながら、私たちの話を聞いてくれました。ポールが、このウォークの目的を話し、局長さんと木を植えたいのですが、と言うと、「局長はタイに出張中ですし、上司とも相談しなくてはならないので、今すぐは何とも言えないのですが、何かお手伝いできるかどうかやってみます」と言ってくれました。

帰り道、林業局を訪ねることができただけで、私たちは幸せでした。なんだか、一つ、大きな仕事をしたぞ、という満足感がありました。

ここは中国だし、お役所のことだし、何かが起こるとしても、日にちがかかるかもしれない。だから、何かが起こっても、何も起こらなくても、どちらでもいいよね、と話しながらホテルへ戻りました。

すると、今日の朝、アレックスから電話がありました。「いいニュースがあるので、お昼のあと、ホテルへ行きます」という嬉しい電話です。わくわくしながら待っていると、午後アレックスが来て、「これから、木を植えに行きます。テレビと新聞にも連絡しました!」と言うではありませんか。びっくりしました。こんなに早く物事が進むとは、思っていなかったからです。アレックスと一緒に、クリッシーという女性スタッフも来ました。彼女は、UNEP/GEPの南シナ海湿地保護プロジェクトのコーディネーターで、タイから中国へ戻ってきたばかりでした。

それから、みんなで木を植える場所へ向かいました。そこは、金平区という工業団地を開発中の場所で、「経済発展のために工業団地は必要だけれども、同時に環境保護も重要」という観点から、林業局が植樹をしている場所でした。現地へ着くと、林業局のウー副局長、主任技師のリンさん、それと汕頭テレビのクルー、汕頭日報、汕頭都市報などの記者が来ていました。

ウー副局長は私たちを大歓迎してくれ、インタビューの後、みんなで木を植えました。木は、10本もありました。かなり大きな木です。最後に主任技師のリンさんが、「この木は常緑樹でこの地方の原生です。この木には、中国、英国、日本の友情とハーモニーが常に変わらぬようにという願いがこめられています」と私たちに教えてくれました。

70年前に、この同じ地で日本と中国が戦っていたとは、今では信じられないことのような気がします。今、こうしてみんなで笑顔で木を植えられることは、なんて幸運なことでしょう。
「戦争が始まると誰もが生き延びることに精一杯で環境のことを考える余裕がなくなる。木を植えたくても植えられなくなるんだ。だから、環境を守るためには、まず、地球が平和であるということが大前提なんだ」とポールがいつも言っていることが、初めて身にしみてわかるような気がしました。

昨日まで思いも寄らなかったことが、今日、こうして起こったことに感謝の気持ちでいっぱいです。
初めから「そんなことできるわけないかも」とあきらめていたら、今日のこの出会いはなかったのですから、「何でも、あきらめず、臆病にならず、やってみること」が大切なのだと学びました。
それは、毎日を精一杯生きるということなのかもしれません。毎日、今日できることはすべてやる、ということかもしれません。そうすれば、誰もが「不可能だ」ということが「可能」になるのかもしれませんね。それが、ポールが、こうして今でも歩いて木を植えている秘訣なんだな、と改めて思いました。

今日のこの植樹を可能にしてくださった、すべての人々に感謝です。

写真上 林業局のウー副局長さんとポール
写真中 左からクリッシー、ポール、アレックス、主任技師のリンさん
写真下 木を植えるときは、いつもハッピー☆
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by lifewithmc | 2007-11-10 02:12 | 中国・徒歩の旅

辛くて嬉しい一日

2日前、私達は、仙庵という町から潮陽という町へ向かって歩いていました。前日に27キロ歩いたのと、町に一軒だけあった旅館のエアコンがうまく働かずに寝不足だったのとで、私は朝からとても疲れていて、バックパックも重く感じ、足を引き摺るようにして歩いていました。

「今日は、15キロ歩けば、ホテルがある町に着くはずだから」とポールに励まされながら、土埃の舞う道路をひたすら歩きました。疲れていた上に、その日は、なかなか前に進まない日でもありました。近道を見つけようと横道に入って30分ほど歩いたところ、大きな川にぶつかって結局、元の道路に戻ったり、田んぼの畦道を歩いて近道したら、畦道が途中でなくなって、田んぼの水路を歩かなければいけなくなり、靴下までびしょ濡れになったり。おまけに途中で雨が降ってきて、歩いているうちにシャツもズボンも濡れてきました。

田んぼを抜けると、小さな集落がありました。そこで、お菓子を買って歩きながら食べ、雨が降ったり止んだりする中を歩きました。

15キロ歩いて、次の町に着きました。時間は午後の5時。昼食を食べていなかったので、お腹がペコペコになり、パンを1つずつ買って食べながら、両側にマーケットが並ぶ通りを歩き続けました。けれども、結局、ホテルは見つからないまま、その町を通り抜け、だんだんと日が暮れていき、雨はとうとう本格的に土砂降りになってきました。

シャッターが閉まっている店があったので、軒先で雨宿りをしました。30分ほど、二人で雨を見つめていました。よっぽど疲れた顔をしていたのでしょう。「あと10キロ歩けば、次の大きな町に着く。そこには絶対、ホテルがあるから。歩き続ければ、辿り着けるから大丈夫」とポールが励ましてくれます。もう休みたい、どこでもいいから横になりたい、と叫ぶ身体を起こして、バックパックを背負い、また歩き続けました。

歩いていると、道沿いはゴミだらけで、特に集落があるところはゴミの散乱がひどく、川も汚れていて、だんだん、気が滅入ってきます。通り過ぎる人たちはみんな「ハロー!」と嬉しそうに言ってくれるけれど、どうして、私達が歩いているのか、歩いているのは観光や旅行ではないということを伝えたいのだけれど、なかなか伝えることができないもどかしさで一杯になります。中国語が喋れれば、ポールのメッセージを伝えることができるのに、と思ったりもします。

こんな時に、自分を励まし、前に進ませるのは、「歩き続けていれば、必ず何かが起きる」という信念です。毎日、目の前で変化が起きるわけではないけれど、積み重ねの先に、必ず何かが変わるはずだという思いです。

そんなことを思いながら歩いていると、いつの間にか、外灯が明るく点る集落に辿り着きました。人が賑やかに行き来していて、新鮮な魚介類や野菜が並んでいる食堂が目に留まりました。午後7時です。次の町まで、あと何キロも歩かなければならないので、そこで食事をすることにしました。

食事をしていると、いつものように人が集まってきました。料理長はお父さん。お母さんと20代の息子と10代の娘達が配膳係という家族経営の食堂です。「どこから来たのですか?観光ですか?」と聞かれたので、新聞記事を取り出して、環境保護のために木を植えながら歩いていることを説明しました。すると、あっという間に、新聞は家族中の手に渡り、お客さんにも回されて行きました。「素晴らしい活動をしていますね。歩くのは辛いでしょう?今夜はどこに泊まるのですか?」など、筆談でいろいろ話をしました。それで、次の町までは5キロほどで、そこには大きなホテルがあることがわかりました。

食事を終えると、写真撮影の時間になりました。いろんな人が携帯のカメラで写真を撮り、ちょっとした大騒ぎになりました。そろそろ、歩き始めなければなりません。

「お勘定をお願いします」そう言うと、食堂のお父さんがこう言いました。
「お金はいりません」
一瞬、言葉を失いました。そして、深く頭を下げました。
「ありがとうございます。感謝します」というと、みんなとても嬉しそうに手を振って見送ってくれました。

食堂を出ると、バックパックが軽く感じました。あちこち痛んでいた足も、痛みが和らいだように感じました。すると、一台の車が止まりました。車の窓が開き、男の人が何かを差し出しました。その人は、食堂にいたお客さんの一人で、携帯のカメラで写真を撮ってくれた人でした。何かを渡そうとしているようなので、ポールが暗闇の中でそれを受け取りました。すると、男の人は、グッドラック!と言って、走り去って行きました。

見ると、それは、お札でした。100元のお札が10枚ありました。1000元。日本円にすると、15000円ぐらいです。
ポールも私も、言葉を失って、しばらく立ちすくんでいました。するとポールが言いました。
「あの人は、名前も言わずに行ってしまった。こういうことが起こると、本当に謙虚な気持ちになるよね」

本当に一瞬の出来事でした。なんとも言えず、感謝の気持ちで胸が一杯になりながら、歩いていると、今度は、4WDの車が止まり、若いカップルが車から降りてきました。そして、私達に、水のボトルがたくさん入った袋をくれました。
「一体、今夜は何が起こっているんだろう?」不思議に思っていると、彼女の方が携帯に中国語を書いて見せてくれました。
「私達は、去年、あなたたちが中国に来たときに放送されたテレビのドキュメンタリーを見ました」
「!!!」
なんと、ドキュメンタリーは1年半前に放送されたものです。それを覚えていてくれたのです。
「頑張ってください!」
カップルはそう言って、去っていきました。

午後10時。やっと次の町に着き、インターネットのあるホテルを見つけました。
濡れた洋服のまま、コンピューターをつなぎ、メールをチェックしました。
すると、香港でお世話になった友達からメールが来ていました。
「コスモポリタン香港の11月号の記事が出たよ」

ポールは、「世界の英雄」というコーナーに、ノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイさんとアウン・サンスーチー女史などと一緒に載っていました。

なんという一日だったでしょう。なんと辛くて、嬉しい一日だったでしょう。
なんだかわからないけれど、すべてのものに感謝したくなりました。

ありがとう。すべてのものに、ありがとう。
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by lifewithmc | 2007-11-01 21:23 | 中国・徒歩の旅