エッセイスト菊池木乃実のブログです。環境活動家の夫、ポール・コールマンと共に南米チリのパタゴニア地方に在住。ホリスティックで持続可能なライフスタイル実践中


by lifewithmc
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<   2007年 04月 ( 33 )   > この月の画像一覧

あれ?夢が叶ってる!

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12月22日(金) 晴れ 湿った暖かい南風が吹く

いつもは、山から乾いた冷たい風が吹いてくるのに、今日は、珍しく300キロほど南の海の方から湿った暖かい南風が吹いてきて、日本の5月の連休のような陽気。

朝、テラスでコーヒーを飲みながら、来年のウェブサイトの刷新、新しいコンテンツなどについて話し合う。来年は、今までのミッションだけでなくて、もっともっと、いろんなものをクリエイトしていこう。メッセージを伝えるメディアを自分たちで広げていこう、という結論になる。来年は、もっともっと、楽しいことが待っていそうな気配。わくわくしていると、頭上を大きなハヤブサが2羽。かなり低いところを飛んでいった。羽と尾の一部が白く、顔に赤い模様がある。ポールが写真を撮った。なんという鳥だろう?

午前中、ポールはフォトショップでアートを作る。私は、今朝見たハヤブサのペアを題材にしてヒトコマ漫画を描き、フォトショップに取り込んで加工する。漫画を描いたのは、中学生以来。「漫画が描けるとは知らなかった!才能を隠してたね」とポールに褒められ、すっかり嬉しくなって、最近、描きたいときに漫画を描いている。10歳くらいまでは漫画家になるのが夢だった。でも、何ページも漫画を描く根気がないことがわかり、自然にあきらめた。それが、41歳になって、また漫画を描いているのだから、人生はわからない。「なりたい」「やりたい」と思ったことの芽は、いくつになっても自分の中に眠っているのだろうか。
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by lifewithmc | 2007-04-19 07:16 | メキシコ・山の暮らし
12月21日(木) 晴れ

昨日、ビデオの編集が間単にできることがわかったので、ポールは早速、ビデオクリップを作り始めた。

私たちの住んでいる村から、私たちの家までの道のりを撮影したビデオに、自然の写真、鳥たちの写真を加え、美しい音色のアコースティックギターの音楽を加えて、とても心穏やかになるビデオクリップができあがった。年明けに、ウェブにアップしようと話し合う。

ところで、今日、ついに飲料水がなくなった。19リットル入りのタンクを村の店まで買いに行かなくてはならないのだけれど、車がないので、グロリアが来るのを待つことにする。ガスもないので、沸騰して消毒することもできない。

そこで、ポールが水に漂白剤を入れて消毒する。「
プールみたいな味がする!」と顔をしかめる。
「でも、腸チフスになるより、いいよね」と慰めあう。
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by lifewithmc | 2007-04-19 07:15 | メキシコ・山の暮らし
12月20日(水) 晴れ

おお、なんと!昨日の「シンプル・ソリューション・プリーズ!」のお願いは、すぐに実現した。

ウィルスに感染したパソコンは、インターネットカフェに持っていってネットに接続。新たに、ウィルス対策ソフトを購入して、クリーニングできた。

DVDビデオの編集の件は、昨日の夜、あっという間に解決した。私のパソコンにインストールされているウィンドウズ・メディア・エンコーダを使えば、今まで苦労してもできなかったDVDの映像編集ができることがわかったのだ。

こういう、何も苦労しなくても、自然に簡単に解決していくのは、楽チンでいい。昔は、問題が起こったり、何か目の前に困難が立ちはだかったりしたら、がむしゃらに立ち向かっていって、「自分の身をボロボロにしても克服するぞ!」というタイプだったけれど、あれは、しんどかった。

あんなにエネルギーがあったのは、若かったからなのか。それとも、エネルギーの使い方を間違っていたのか?(多分、後者だと思う) それが、今では、「問題が起こってもいいけど、あまり複雑な手続きをしたり、あくせく走り回ったりしたくないので、お願いだから、問題さんの方で自然に解決してね」と思うばかりである。
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by lifewithmc | 2007-04-19 07:14 | メキシコ・山の暮らし
12月19日(火) 晴れ

東京で会社に勤めていたときは、何種類もの仕事を同時進行で進め、しかも、絶対に間違いがあってはならない書類を扱っていた。海外から来日するお客さんのビザ申請の書類を作ったり、会社主催のレセプションに、各国の大使やら、何とか協会の会長さんやら、とにかく偉い人たちをご招待する窓口の仕事をしていたのだから、今では、よくやっていたよなあ~と思う。ものすごいストレスのなかで仕事をしていて、激しく甘いものに依存し、ニコチン中毒でもあった(笑)。

それが今では、何か、少しでも複雑な、込み入ったことをしなくちゃいけない「かもしれない」と考えただけで、気持ちが悪くなる。書類に間違いのないように書き込むだけでも、ものすごく疲れる。脳が、どんどん、単細胞になっていく感じ。

しかも、ネットカフェでメモリースティックにダウンロードしてきたファイルが、ウィルスに感染していたらしく、あっという間に、ポールのコンピューター、私のコンピューター、外付けハードドライブに感染。二人とも、パソコンの動きが妙な具合になってきた。おまけに、中国・韓国で撮影してきたDVDビデオの映像は、ポールが持っているソフトで編集できないことがわかり、がっかり。新しい編集ソフトのトライアルをダウンロードしてきたのだが、それも使えないことがわかった。

ああ、どうして、こう、「したいことが、スムーズにいかないのか!」と考えた末、「あ、そうか。簡単にスムーズに行くように頼んでみよう」と思いつき、「シンプル・ソリューション・プリーズ!」と天に向かって祈ってみた。

メディテーションの間、「シンプル アンド イージー」「シンプル アンド イージー」と、心の中で何度も、お経のように唱えてみる。果たして、願いは叶うだろうか?
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by lifewithmc | 2007-04-19 07:12 | メキシコ・山の暮らし
12月18日(月) 晴れ

シャワーを浴びようとバスルームへ行ったら、バスタブの中にサソリを発見。これで16匹目。フォークですくい、バケツに入れて、川へ流す。

一番初めにサソリを見つけたときには、怖くて近寄れず、ポールを呼んで外へ出してもらったのだけれど、今ではもう平気になった。

庭に逃がして、また、家の中に入ってきてもらっても困るので、「ごめんね~♪」と言いつつ、川へ流す。

どこまで行くのか、サソリ君。サソリは泳げるのだろうか。
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by lifewithmc | 2007-04-19 07:11 | メキシコ・山の暮らし
12月17日(日) 晴れ

クリスマスに向けて、プレゼントを作る。グロリアとピエールに。作ったのは、ハーブ&ガーリックオイル。エクストラ・ヴァージン・オリーブ・オイルに、オレガノ、ベイリーフ、ローズマリー、ニンニクのみじん切りを入れるだけ。1週間後には、素晴らしい香りのオイルが出来上がっているはず。

ポールがものすごく美味しいグアカモレを作ってくれた。材料は、アボガド、カッテージチーズ、ヨーグルト、海の塩、ビーツジュースの絞りかす。この絞りかすがミソで、ほんのり甘く、こくがあるグアカモレが出来上がる。

お茶を沸かすときには、あらかじめ、コーヒーメーカーで水を熱くしてから、鍋にあけてキャンプ用ガスコンロで沸騰させる。これで、ガスも節約!
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by lifewithmc | 2007-04-19 07:10 | メキシコ・山の暮らし

ガスなしの生活に突入

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12月16日(土) 晴れ

ヒーターの修理に来ると言っていたグロリアは、とうとう来なかった。がっかりしつつ、ガスなしの生活に突入。

火を使わない料理をし、キャンプ用のコンロもガスがいつまでもつかわからないので、お茶を沸かすときだけ使うことにする。

コーヒーは、運良く(?)グロリアがコーヒーメーカーをくれたので、コーヒーメーカーで沸かす。飲料水は、あと1週間ぐらいはある。

電気があるのが幸い。ジューサーで、野菜ジュースを作り、ジュースの絞りかすには、アボガドやヨーグルトを混ぜてディップを作り、パンにつけて食べる。火を使わなくても大丈夫。

火を使わなくてもできる料理のいろんなアイディアがわく!「ますます、クリエイティブになるね~♪」と喜ぶ私たち。

ポジティブに、柔軟に、どんな状況でも楽しんでしまうのが、人生を楽しく生きるコツだと思う。だって、いろんな問題は誰にだって起こる。予期しない状況や、不便なこともある。でも、エンジョイ!すべては、楽しむためにある!!
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by lifewithmc | 2007-04-16 08:50 | メキシコ・山の暮らし
12月15日(金) 晴れ

夕方、豆を煮ていたら、ガスがなくなってしまった。
「どうしよう!」とあたふたしていたら、ポールがやってきて、こう言った。
「おお、これは、キャンプ用のガスコンロを試すいいチャンスだ!買ってからまだ一度も使っていないからね。どこか荒野の真ん中で使おうと取り出してみて、使えなかったら、えらいことだ」

ああ、なんとポジティブなこと・・・というわけで、今夜はキャンプ用のガスコンロを使ってお茶を沸かしてしのぐ。

キャンプ用のコンロは、イギリスで買ってきた。ものすごく勢いよく炎が出る。頼もしい。

ソーラーヒーターは十分に温まらず、シャワーはぬるいお湯で浴びている。熱いシャワーが好きなポールは、これには、ちょっと不満。

「自分たちの家を作るときには、ソーラーパネルを6枚使うことにする」(この家は2枚)と、ポールは言う。

最近、私たちの間では、「自分たちの家を作るときには・・・」というフレーズがよく出てくる。ポールは、だんだん、どこに、どんな家を建てたいかをイメージしつつあるようだ。

場所は、チリのパタゴニア。手付かずの大自然のなかに、完全循環型の家を作る。地熱を利用したヒーティングシステム。発電は、ソーラー、水力、風力、人力などの代替エネルギー。パタゴニアには火山があるので、温泉付きの土地を購入することもできるかもしれない。温泉で家を温め、温泉を引いてお風呂に入り、温泉の熱でグリーンハウスを作って、果物、野菜などを作ることもできる。

私たちの「夢の家構想」はどんどん実現化に向かっている!!
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by lifewithmc | 2007-04-16 08:38 | メキシコ・山の暮らし

またしても、牛を追う

12月14日(木) 晴れ

今日は、家の前の小道に牛の群れがやってきた。見たことのない初めての群れ。群れと言っても、大きな父親牛と母親牛、それに、子牛の3頭。牛追いの人たちが二人、牛の群れの後ろから歩いてくる。テラスの上から見ていると、たったの3頭だけでも、ものすごい勢いで道沿いの藪をなぎ倒していくのがよくわかる。

牛たちが食べるのは、ほんの少しの、ある特定の草だけらしく、それを食べるために、藪をなぎ倒し、花をなぎ倒し、小さな木をなぎ倒して、ずんずんと進んでいく。たかが藪・・・と思うかもしれないけれど、毎日、観察している私たちにとって、そこは、何種類もの鳥が住む場所であり、鳥たちの餌になる虫たちが住む場所であり、水をやりつつ花を育てている場所でもある。たしかに、公共のフットパスではある。私たちの敷地ではないけれども、だからと言って、目の前で無残に草花がなぎ倒されていくのを見ているのは、忍びない。

「どうしようか」
「彼らは、初めてだし、ここを通っていくだけかもしれないから、様子を見てみよう」
しばらく様子を見ていると、まるで戦車が通った後のように無残にも藪がなぎ倒され、ポールが毎日、水をやって観察していた黄色い花と紫の群集が、見事に踏み潰されていた。

「ううーん。あまりハッピーな光景ではないね」
牛たちは、通り過ぎて行き、しばらくして、また、戻ってきた。台所の窓から、彼らが、ワシワシとそこら中の藪をなぎ倒している音が聞こえる。
「言ってくる」
ポールが出て行って、牛追いの人たちに話をした。

すると、彼らは牛を連れて他へ行き、もう戻って来なかった。

そして、後には、なぎ倒された藪だけが残った。
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by lifewithmc | 2007-04-16 08:36 | メキシコ・山の暮らし

流れ星7つ

12月13日(水) 晴れ

とても不思議な経験をした。夜、一人でテラスに出て座っていると、つーっと長い尾を引いて流れ星が流れ、その瞬間、こんな言葉が聞こえたのだった。

「許しなさい。悔しいことがあっても、許しなさい」
すると、涙があふれた。

「悔しいよね。悔しいのはわかる。でも、いつも自分が正しいと主張する必要はないんだよ」
急に、胸がものすごく痛くなり、まるで、そこから、何かを搾り出すように涙がどんどん流れ出る。

「悔しくても許しなさい。そうすれば、楽になる」
声はやさしく、何度もそう言った。

「悔しいよね。悔しかったよね。わかるよ。でも、許しなさい。すべて許しなさい」
「大丈夫だよ。みんな、あなたを愛しているよ。許しなさい」
星からの声はどんどん大きくなり、私はどんどん涙を流した。長い間、たまっていた怒りや悔しさが、溶けて涙になって流れているみたいだった。

星は、次々に流れた。またひとつ、もうひとつ・・・と、東から西へ7つの流れ星が流れていった。星が流れるたびに、私の胸に暖かい愛の光のようなものが差し込み、ますます、胸が痛んで、涙が出た。

そんなような声がどこからか聞こえて、ますます、涙が出た。空を見上げながら泣いていると、またひとつ、もうひとつ・・・と、東から西へ7つもの流れ星が流れていったのだった。
流れ星が流れている間、ずっと泣いていた。泣き終わると、胸のつかえが取れたようにすっきりしていた。

「ありがとう、ありがとう」星たちに何度もお礼を言った。もう、胸の痛みはなくなっていた。

それからも、しばらく夜空を眺めていたけれど、もう、流れ星は流れて来なかった。
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by lifewithmc | 2007-04-16 08:34 | メキシコ・山の暮らし