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エッセイスト菊池木乃実のブログです。環境活動家の夫、ポール・コールマンと共に南米チリのパタゴニア地方に在住。ホリスティックで持続可能なライフスタイル実践中


by lifewithmc
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1年で一番短い日

12月23日(土) 冬至 晴れ 

日の出が10分遅くなる。1年で一番短い日。昨日がとても暖かかったので、今日は寒く感じる。鳥たちも、なかなか、外へ出てこない。

朝からポールがかなり激しく頭痛を訴える。「塩素水のせいかも?」と思いついて、水を全部、捨てる。私は、コーヒーメーカーとキャンプ用のガスコンロを使ってお茶を沸かして飲んでいたので、大丈夫だったらしい。夕方、村へ行って1.5リットル入りの飲料水のボトルを買うことにする。

午後、水曜日にエトラのマーケットで買ってきたプリンスメロンを1個、丸ごとジュースにして飲んだ。なんという贅沢!といっても、プリンスメロンは3個で25ペソ(約250円)という格安のお値段。ありがたい。

夕方は、歩いて村へ行く。村中がクリスマスのイルミネーション。ここのところ、毎日、朝6時から夜11時ぐらいまで、ひきりなしに打ち上げ花火の音が聞こえる。クリスマスまでは、毎日のように花火を上げるのがメキシコの伝統らしい。

「花火の音は大きければ大きいほど、邪気を払うので縁起がいい」と言われているらしく、街中がまるで戦場のように花火だらけだった中国の旧正月を思い出す。

6世紀のころ、すでに中国とメキシコは交流があり、マヤ文明は中国文化の影響も受けていると教えてもらった。花火の伝統も中国から来たのだ、という人もいる。村の教会へ行くと、バンドが音楽を奏で、村の人たちが花火を打ち上げ、パレードをしていた。明日は、クリスマスイブだ。
by lifewithmc | 2007-05-02 07:29 | メキシコ・山の暮らし