エッセイスト菊池木乃実のブログです。環境活動家の夫、ポール・コールマンと共に南米チリのパタゴニア地方に在住。ホリスティックで持続可能なライフスタイル実践中


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ミツバチに刺される!

12月6日(水) 晴れ 風強し

朝、靴下のままテラスに出たポール。「うわあ!」と声を挙げたので、何事かと思って、テラスへ出てみると、靴下をひっぱって、片足で飛び回っている。
「何かに刺された!」「ええ?」よく見ると、靴下には黒い物体が。
「サソリ?」
「ううん、蜂。大きな蜂が靴下にくっついてるよ」
「うわあーーーーーーーーーー、痛い、痛い、痛い!」ポールは、靴下を何とか脱ぎ、急いで部屋へ入った。

「うう、これは、かなり痛い。刺された。どうしよう。どうしたらいい?」
「まず、消毒!痛み止め!」
台所へ降りて、アルコールと脱脂綿、痛み止めの薬を持ってくると、ポールはベッドに座り、歯を食いしばっていた。
「足の裏。土踏まずを刺された」

たしかに、土踏まずに、ポツリと赤い点がある。針が刺さっているのかと、足の裏を両手の指で強く押してみたり、縫い針で突付いてみたりしたけれど、トゲのように針があるわけではない。とりあえず、ポールは、痛み止めを飲み、脱脂綿にアルコールを含ませて消毒した。

「ああ、かなり痛い。膝のあたりまで毒が回ってきたよ」
しばらく、歯を食いしばっていたが、5分ぐらいすると、痛みが引き出した。どういうわけで、蜂がバルコニーの床の上にいたのか。木から落ちたのか、時間が来て、死ぬところだったのか・・・とにかく、運悪く、床の上にいた蜂をポールは踏んでしまったのだった。

「ああ、気の毒に・・・彼は、いずれ、死ぬところだったのかもしれないけど、これで決定的に死んでしまったね。蜂は、刺したら死ぬ運命だからね」
「そうね。さっき、見てみたら、靴下にひっかかって、足をばたばた動かしていたよ」
「それにしても、刺されたところが、面白いよ」
痛みが引いたので、ポールは元気を取り戻したようだ。

「ここ、土踏まずの真ん中は、胃のツボでしょう?最近、胃の調子が悪かったから、蜂がツボを刺してくれたみたいだよ。このツボの周り、堅くなっていたんだけど、刺されたおかげで、柔らかくなってる」
「本当?」
触ってみると、本当に、胃のツボのあたりが柔らかくなっていた。

「これで、胃が治ったらすごいね」
「あの蜂も、僕を刺したかいがあったってもんだよね。しかし、僕たちはなんて、ポジティブなんだ!蜂に刺されて、ああ、よかった、って言ってるんだからね」
ああ、本当。なんて、ポジティブ。

毎日、プロポリスをなめて、花粉を食べて、蜂蜜も摂って、その上、ミツバチの針治療なんて。最近、本当に、蜂に縁がある。天然の抗生物質と言われているプロポリスを毎日、摂っているおかげだろうか、15分後には、蜂に刺されたショックからも回復し、腫れも引いて、ポールはテラスを歩き回っていた。

ポジティブ・シンキングは、免疫性を高めると、医学の本にも書いてあったけれど、本当にその通りだ。
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by lifewithmc | 2007-04-14 06:08 | メキシコ・山の暮らし